ED(勃起不全・勃起障害)

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ED(勃起不全・勃起障害)とは

ED(Erectile Dysfunction)とは、勃起が十分に起こらない、または維持できず、満足な性交が行えない状態が続くことを指します。
「完全に勃起しない」場合だけがEDというわけではありません。
硬さが不十分であったり、途中で萎えてしまったりする状態もEDに含まれます。また、一時的な症状であっても、満足な性交が行えない状態が続く場合はEDと判断されます。
EDは年齢に関わらず起こり得る症状です。30〜40代の比較的若い世代では心理的な要因によるケースが多く、50〜60代以降では身体的な要因と心理的な要因が重なって起こるケースが増える傾向にあります。

EDの主な症状チェック

以下のような症状が見られる場合、EDの可能性があります。

EDセルフチェック

  • 勃起時の硬さが足りない
  • 勃起しても途中で萎えてしまう
  • 性交の回数が以前より減った
  • 勃起するまでに時間がかかる
  • 朝立ちの頻度が減った

これらの症状が続く場合は、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。

EDの原因

EDの原因は人によってさまざまですが、主に以下の4つに分類されます。

  • 器質性ED

    体に何らかの原因があり、物理的に勃起ができない状態になるEDです。主な原因として、血管障害・神経障害・内分泌機能低下の3つが挙げられます。生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症)による血流の悪化、前立腺の外科的手術による血管障害、不慮の事故などによる神経損傷、加齢やストレス・飲酒・喫煙などによる男性ホルモン(テストステロン)の低下などが該当します。

  • 心因性ED

    身体的な原因ではなく、精神的・心理的な原因によるEDです。会社でのストレス、夫婦やパートナーとの関係性の問題、幼少期や過去のトラウマ、精神疾患(うつ病や統合失調症、依存症など)がある場合に起こりやすくなります。神経の性的な興奮がうまくペニスに伝わらないと考えられており、幅広い年代で見られますが、特に30〜40代に多い傾向があります。

  • 薬剤性ED

    服用している薬の作用が原因となって起きるEDです。精神安定剤や抗うつ薬、向精神薬といった精神疾患の治療薬の副作用、高血圧治療に使われる降圧剤、男性ホルモン剤の副作用などが挙げられます。他にも、抗潰瘍薬、脂質異常症治療薬、呼吸器官・アレルギー用剤なども薬剤性EDの原因となる場合があります。

  • 混合性ED

    身体的な原因(器質性ED)と精神的・心理的な原因(心因性ED)の双方が合わさったEDです。慢性疾患や神経障害などに伴った精神的なストレスが重なって起こる場合が多く、50〜60代のミドル・シニア層に多く見られます。原因が複数考えられるため、治療が困難な場合もあります。

EDは治療できますか?

多くのEDは治療が可能です。年齢に関係なく改善が期待でき、原因に応じて適切な治療法を選択することで、性生活の質を取り戻すことができます。

EDの原因は身体的なもの、心理的なもの、あるいはその両方が複合している場合があります。医師による問診や検査を通じて原因を特定し、患者さまに合った治療法を提案します。

EDの主な治療方法

ED治療には、主に以下の3つのアプローチがあります。

  • 内服薬治療

    ED治療薬を服用することで、勃起を促す治療法です。最も一般的で効果的な治療法として広く用いられています。薬の種類によって効果の持続時間や作用の特徴が異なるため、ライフスタイルや希望に合わせて選択できます。

  • 生活習慣の改善

    生活習慣病がEDの原因となっている場合、食生活の見直し、適度な運動、禁煙、節酒などの生活習慣改善が効果的です。血流の改善や男性ホルモンの正常化により、EDの症状が軽減する場合があります。

  • 心理的アプローチ

    心因性EDの場合、カウンセリングやストレスマネジメントが有効です。パートナーとのコミュニケーションを改善することも、治療において重要な要素となります。

ED治療薬の種類と特徴

ED治療薬は複数の種類があり、効き目の強さ、効果が出るまでの時間、効果の作用時間などが異なります。患者さまのライフスタイルや希望に応じて選択できます。

即効性を重視する方向け

バイアグラやそのジェネリック薬(シルデナフィル)は、世界で最も古くから使われている安全性の高いED治療薬です。世界110カ国以上で使用され、日本でも年間120万人以上が使用している実績があります。効果は約4〜5時間持続し、性行為の約1時間前に服用するのが推奨されています。

バイアグラODフィルムは、従来品と同等の効果を持ちつつ、水なしでも服用可能で、財布や名刺入れにも入る大きさの携帯性の良さが人気です。

持続時間を重視する方向け

シアリスおよびそのジェネリック薬(タダラフィル)は、世界No.1シェアのED治療薬です。服用後約1〜3時間で効果が現れ始め、10mgで約20〜24時間、20mgで約30〜36時間という長時間作用が特徴です。性行為の1〜3時間前に服用するのが推奨されています。バイアグラと比べるとマイルドで自然かつ緩やかに効果を発揮し、週末の性生活を楽しみたい方や、服用のタイミングを気にせず自然な流れを大切にしたい方に適しています。

初めての方向け

初めてED治療薬を服用する方には、まず医師との相談をおすすめします。体質や生活スタイル、併用している薬の有無などを考慮し、最適な薬を選択することが大切です。ジェネリック薬は先発品と同等の効果がありながら費用を抑えられるため、継続的な治療を考えている方にも適しています。

ED治療薬の副作用と注意点

主な副作用

ED治療薬は安全性が高く、重篤な副作用はほとんどありませんが、代表的な副作用として顔のほてりや目の充血が挙げられます。また、頭痛や鼻づまりなどが現れる場合もありますが、ED治療薬の効果が切れる頃に治まるといわれています。

頭痛や鼻づまりが気になる場合には、市販の頭痛薬や点鼻薬を併用することで症状を抑えることも可能です。心配な場合は診察時に医師までご相談ください。

併用禁忌薬

以下の薬を服用している方は、ED治療薬との併用ができません。

薬剤 内容
硝酸剤 心臓の血流量を増やし負担を軽くする薬で、主に狭心症の治療に用いられます。飲み薬だけでなく、塗り薬、貼り薬、舌下錠、吸入薬、スプレーなど全てED治療薬との併用禁忌です。併用した場合、過度の血圧降下により命に関わる危険性があります。
抗不整脈薬 バイアグラではⅢ群の「アミオダロン」「アンカロン」が併用禁忌です。シアリスは抗不整脈薬が併用禁忌となっていませんが、併用すると心臓の鼓動に異常(QT延長)をきたす可能性があり、要注意です。
内服の抗真菌薬 深在性真菌症(爪白癬、いわゆる水虫)などの治療に用いられる薬です。塗り薬のみの場合は併用しても問題ありませんが、内服の場合、バイアグラやシアリスは併用注意です。併用すると、相互作用によりED治療薬の血中濃度が上がる可能性があります。
HIV治療薬 バイアグラ、シアリスは併用注意です。併用すると、相互作用によりED治療薬の血中濃度が上がる可能性があります。

服用中の薬がある方は、必ず診察時に医師へ申告してください。

ED治療にかかる費用はどれくらい?

ED治療は健康保険が適用されない自費診療(自由診療)となります。そのため、診察料や薬代は全額自己負担となります。

一般的な費用の目安は以下の通りです。

内訳 目安の金額
初診料 1,650円〜2,880円(クリニックによって異なります。再診料は無料の場合が多いです)
薬代 1錠あたり700円〜1,900円(薬の種類や用量によって異なります)
配送料 オンライン診療の場合、1回あたり660円程度

継続的な治療が必要な場合は、ジェネリック薬を選択することで費用を抑えることができます。

ED治療薬の料金一覧

以下は主なED治療薬の料金目安です(上野御徒町桜十字クリニックの例)。

薬剤名 用量 料金(1錠) 服用タイミング 作用時間
バイアグラ 25mg 1,300円 約1時間前 3~4時間
バイアグラ 50mg 1,500円 約1時間前 4~5時間
バイアグラODフィルム 25mg 1,100円 約1時間前 3~4時間
バイアグラODフィルム 50mg 1,300円 約1時間前 4~5時間
シルデナフィル(ジェネリック) 25mg 700円 約1時間前 3~4時間
シルデナフィル(ジェネリック) 50mg 800円 約1時間前 4~5時間
シアリス 10mg 1,700円 1~3時間前 30〜36時間
シアリス 20mg 1,900円 1~3時間前 30〜36時間
タダラフィル 10mg 1,200円 1~3時間前 20〜24時間
タダラフィル 20mg 1,300円 1~3時間前 30〜36時間

※自費診療(自由診療)となり、健康保険は適用されません。

オンライン診療と対面診療の違い

ED治療は、オンライン診療と対面診療のどちらでも受診できます。それぞれのメリットを理解して、ご自身に合った方法を選択しましょう。

オンライン診療のメリット

  • 自宅から診察を受けられる
  • 通院の時間や交通費が不要
  • 薬が自宅に配送される
  • 対面での相談に抵抗がある方でも気軽に受診できる
  • プライバシーが守られる
  • 診療時間が短い(初診5分程度、再診2〜3分程度)

対面診療のメリット

どちらの方法でも、医師がしっかりと問診を行い、患者さまに適した治療薬を処方します。

当院でのED治療について

東京桜十字では、オンライン診療と対面診療の両方でED治療を提供しています。患者さまが安心して受診できる環境づくりに努めており、問診は個室で行う、待ち時間は予約制で短縮するなど、プライバシーに配慮した診療を行っています。

オンライン診療:上野御徒町桜十字クリニック

項目 内容
初診料 1,650円
再診料 無料
配送料 660円/回
取り扱い薬品 バイアグラ、バイアグラODフィルム、シルデナフィル、シアリス、タダラフィル

オンライン診療の流れはこちら

対面診療:城山ガーデン桜十字クリニック

項目 内容
初診料 2,200円
再診料 無料
取り扱い薬品 バイアグラ、シアリス
備考 1シートごとの販売になります

オンライン診療の流れはこちら

対面診療:泉ガーデン桜十字クリニック

項目 内容
初診料 2,880円
再診料 無料
取り扱い薬品 バイアグラ、シアリス
備考 1錠ごとの販売になります

EDは多くの男性が経験する一般的な症状であり、特に男性専門外来の医師にとっては日常的に診察している疾患の一つです。お気軽にご相談ください。

ED(勃起不全・勃起障害)について、よくあるご質問

A 併用禁忌薬に該当する可能性があります。診察時に医師にご相談ください。
A 性的刺激を受けた時に効果が発現されますので、性的刺激を受けなければ普通の状態のままです。
A 効果が出る時間には個人差がありますが、1時間ほど前に服用することを推奨しています。
A 空腹時の服用を推奨しています。服用する薬の特性もあるので、診察時に医師にご相談ください。
A ネット通販で流通しているED治療薬の大半は偽造品(偽物)と言われており、深刻な健康被害も報告されていますので、医療機関での診察と処方を推奨します。
A お酒との併用は問題ありませんが、大量の飲酒は勃起力を弱めますのでご注意ください。
A 初診の場合は5分程度、2回目以降の場合は2〜3分程度となります。