風邪

風邪とは

正式には風邪症候群といいます。主に鼻から喉頭までの上気道(鼻腔・咽頭・喉頭)に起こる感染症です。

代表的な症状

  • 鼻汁(鼻みず)
  • 鼻づまり
  • 喉の痛み(咽頭通)
  • 声が枯れる
  • 痰がからむ
  • 咳が出る
  • 発熱
  • 頭痛
  • 関節痛
  • 全身倦怠感(だるさ)
  • 食欲不振

原因

風邪の原因はさまざまですが、80%~90%はウイルス感染です。残りは細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどウイルス以外による感染です。
風邪のウイルスは200種類以上あるといわれ、ウイルスの種類などによって症状はさまざまです。
このウイルスが鼻や喉の粘膜に付着(感染)、増殖するとそれに対する体の防御反応(免疫)が生じることで、風邪に伴うさまざまな症状が発症することになります。

検査

診察(視診・触診・聴診)で症状を詳しく確認します。

視診では、口腔内を観察し喉や扁桃腺の様子を確認します。喉が赤くなっていたり、扁桃腺が腫れている場合は風邪が疑われます。

触診では、主に耳下腺・顎下腺・頸部リンパ腺を触って腫れやしこりの有無を診ます。
耳下腺(じかせん)は両耳の下に位置する唾液腺で、風邪をひくと腫れが確認されることがあります。顎下腺(がっかせん)は顎の下にある唾液腺で、こちらも風邪によって、しこりや腫れが出ることがあります。併せて、首のリンパ節の緊張状態や腫れ、しこりからも風邪の病状がわかります。

聴診では、胸に聴診器を当て呼吸の音を調べ肺の状態を観察します。異常が確認された場合、肺のレントゲンを撮って、より詳細な確認を行う場合があります。

治療

症状に応じた治療薬を処方します。完治するまでは安静に過ごしましょう。

予防

風邪は日頃からの健康管理で、ある程度の感染予防ができます。

  • 手洗い・うがい
  • 水分補給
  • 十分な睡眠
  • バランスの取れた食事
  • ストレス発散
  • 保温・保湿

受診できるクリニック