蕁麻疹

蕁麻疹とは

皮膚の一部が突然赤くくっきりと盛り上がり（膨疹）、しばらくすると跡形もなく消えてしまう病気です。かゆみとともに焼けるような感覚を伴うこともあります。皮疹（赤みやブツブツ）は数十分程度で治まることが多いですが、長時間続く場合には受診を検討しましょう。

原因

蕁麻疹の発症には、何らかのアレルギーが関係している場合と、物理的刺激や運動、披露、ストレス、原因不明などのアレルギー以外の原因によるものがあります。

主な原因・誘因の例

  • 食物…卵・乳製品、肉類、穀物・野菜、魚介類
  • 食品添加物…人工色素、防腐剤（パラベンなど）
  • 薬剤…構成物質、非ステロイド性消炎鎮痛薬（アスピリンなど）、咳止めなど
  • 植物・昆虫…イラクサ、ゴム、ハチなど（触れる、刺される）
  • 感染症…寄生虫、カビ、細菌、ウイルス
  • 物理的な刺激…下着などによる摩擦や圧迫、こすれ、寒冷・温熱刺激、日光など
  • 運動や発汗（他の要因との複合）
  • 内蔵・全身の病気（甲状腺疾患、ウイルス性肝炎、膠原病など）
  • 疲労、ストレス（身体的・精神的なもの）

検査

原因を調べる検査には、血液検査、皮膚検査、誘発検査、負荷検査、皮膚の一部を採取して検査を行う皮膚生検があります。

治療

蕁麻疹の治療では悪化因子を特定し、それらを取り除く、または避けるようにすることが大切です。
薬による治療では主に抗ヒスタミン薬の内服治療を行います。
かゆみが強く掻いてしまい患部が湿疹化した場合は、ステロイド外用薬を併用して患部の治療を行います。

予防

規則正しい生活、十分な休養と睡眠を心掛けてください。
アレルゲンが気になる方はView39、花粉症（春・秋）といったアレルギー検査をお勧めいたしますので、医師にご相談ください。

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